投資関連の本をご紹介
投資関連の本で私が面白いと思った本をご紹介します。本とは言っても「投資術」についての教本ではなく、ノンフィクション小説です。
ライアーズ・ポーカー
大手金融機関のソロモンブラザーズの隆盛と衰退を元社員の筆者の体験談を通して書かれたノンフィクションです。金融機関がどのようにしてお金を稼いでいるか知ることができます。ジャンク債やリーマンショックの原因となったモーゲージ債についての話も出てきます。この本を読んで証券会社の人の話は鵜呑みにはしてはいけないということがはっきりとわかりました。
世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち
2008年リーマンショックにより世界中の市場に混乱が生じました。その中でサブプライムローンの破綻を予測し大儲けをした人達がいました。この本は彼らがどのようにしてその予測ができたか、金融機関のモラルハザードがどれほど酷かったかということを知ることができます。日本の金融機関の失敗についても書かれています。とてもお気に入りの作品なので私は文庫と英語版の文庫、電子書籍の3冊持っています。ちなみにマネー・ショートという題名で映画化もされています。
ブーメラン 欧州から恐慌が返ってくる
この本ではギリシャ、アイスランド、アイルランドなど財政破綻した国々を筆者が訪れてその真相を追っています。またEUを支えるドイツの銀行の現状や破綻しつつあるアメリカの自治体についても書かれています。